紹介

 1986年6月、黒板伸夫先生を中心に都内諸大学の若手研究者が集まり発足、『小右記』天元五年(982)条から講読し始めた。1988年7月、三橋正の発案で、長元四年(1031)条を『左経記』と対比しながら講読することになる。1990年8月、東京都青梅市御岳山で第一回合宿を開催、出版に向けた作業を開始する。1997年11月に『小右記』長元四年条の講読を終了したが、その後も検討を重ね、2008年8月に『小右記註釈長元四年』上・下を刊行(発売は八木書店)。
 『小右記』の書下し文と註釈を中核とし、『左経記』の書下し文、『小右記』『左経記』『日本紀略』の原文、それらが一覧できる『日本紀略』書き下し文『小右記』『左経記』見出し対照を冒頭に付けた本文編、解説・主要参考文献・年中行事一覧(上巻末)、索引・人物考証・官職・身分考証・場所考証・図(下巻末)を掲載した付録とからなる。総頁数は1400ページを超える。
 例会(隔週水曜日夜に慶應義塾大学で開催)では、『小右記』長和元年(1012)条を『御堂関白記』と対比しながら講読(現在は同二年四月条に至る)、その出版準備を進めている。
 また、2009年4月から文科省科学研究費(基盤研究C)「『小右記』註釈と平安時代データベースの作成」(代表:明星大学准教授三橋正)を取得、『小右記』と同時代の日記(『御堂関白記』『権記』『左経記』など)を総合的に把握し、平安時代の研究に有効なデータベースを作成することを目的として活動している。
 平安時代史研究の発展と若手研究者の育成を目指す本事業に、多くの人に参加してもらいたい。

紹介」への1件のフィードバック

  1. 福嶋 昭治

    源氏物語を読み続けています。御堂関白記の注釈研究なども行っています。小右記講読会例会に参加させて頂きたいと思っていますが、申し込みの手続きなどありましたらお知らせ頂けますでしょうか。よろしくお願い申しあげます。

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